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前面道路の種類に違いがあるのですか?
2022-07-02
前面道路の種類について解説しています。
以下、お客様:客 センチュリー21:セ
客:相続予定の実家があるんですが、親に家の前の道路は私道であるが、相続した後に
建て替えや売却をすることが出来るはずだと言われていたのですが、私道とは一体
どうゆうものなんでしょうか?
セ:はい、まず道路は公道と私道に大きく分けられます。
公道とは国や地方自治体が管理している道路が公道です。一方、私道とは個人などが
所有管理している道路の事です。
客:確かに私道は「私の道」という字ですしね…
セ:はい、次に一般的に指導は個人が単独で所有しているか複数の個人が共同で
所有しております。
客:複数で所有している場合もあるんですね。
親が言っていた建て替えは問題ないのでしょうか?
セ:公道でも私道でもその道路が建築基準法の道路であり敷地が2m以上接していれば
建物の建築許可を得られます。
客:よかった!
セ:ただ、法的には建築が問題なくできる敷地でも、建築の工事を行うことが出来ない
場合があります。
客:えっ?何でですか?
セ:はい、私道は維持管理も個人の責任と負担で行います。
例えば複数の人が共同所有している私道に埋設している水道管や下水管が老朽化のため、
補修や交換をする場合などは、私道の所有者が共同して私道の掘削や復旧をします。
客:確かに個人で所有しているのでそれは必要ですよね。
セ:はい、その為、私道の持分を持っていない人がいざ建物を建て替えたりしたり
上下水道の引き込みをしたりする場合、勝手に道路を掘ったり工事車両を
通行させることはできません。
客:その場合、どのようにすればいいのでしょうか?
セ:私道の持分を持っている所有者全員からの道路掘削承諾書や通行承諾書など、
いわゆる許可が必要になります。
客:なるほど所有者の方々から許可をいただければいいんですね。
セ:はい、私道の持分を持っている近隣の人たちと関係が良好であれば承諾書を得る事も
可能ですが、多額の承諾料を要求されることもあります。
また、近隣との仲が良くないなどの理由で承諾が得られないケースもあります。
そうなるとせっかく建築の許可を得ることが出来ても工事自体が出来ません。
客:その場合、建て替えが出来ないということですよね。
セ:そうですね…
また、建築が出来ない不動産では売りに出しても買う人がいないということに
なってしまいます。
客:どうしたらいいでしょうか?
セ:はい、
親御さんが元気な間に解決していく事がベストですね。
私道で最も大きな問題は承諾許可が取れないということです。
親御さんの代では近隣との付き合いもある為、このような問題があっても解決できる
可能性が高くなりますが、子供同士になると近隣関係も希薄になり簡単に承諾して
もらえない事が少なくありません。
客:確かに親は近隣同士仲がいいけど、私は正直あまり付き合いがないです。
セ:そうですよね。
ですから、相続予定の不動産問題は早めに把握し解決方法を探る必要がありますが
親御さんが元気な間に解決できるように日頃から親子のコミュニケーションを持ち、
問題を共有しておくことが大切です。
客:先延ばしにしがちだけど、きっちと話し合った方がいいですね!
セ:そうですね、
特に、私道の問題は法律的に複雑で人間観関係も絡んでくるため、専門家である
地域密着の不動産会社のアドバイスを受けながら早期に解決を図ることをお勧めします。
客:わかりました。
ありがとうございます。
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ページ作成日 2022-07-02