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相続財産の遺留分とは何ですか?
2022-10-20
遺留分について解説しています。
以下、お客様:客 センチュリー21:セ
客:遺言書って何ですか?
セ:遺言とは財産を持っている人が、誰にどの財産をどのくらいあげるかを決めて
おくことです。それらをまとめた書を遺言書と言います。
客:遺言書を作るメリットは何ですか?
セ:遺言書を作るメリットは残された家族が財産をめぐり争わなくて済むことです。相続が
生じた場合、遺言書を作っておけば家族間での争い、いわゆる争族を防ぐことが
できます。
客:残念ながら争う方の争族となってしまい、スムーズに相続ができなかった場合
どうなるのでしょうか?
セ:その場合延滞税が課せられることになります。法定納税期限までに相続税を
納められなかった場合に課せられるペナルティです。
客:それは大変ですね。
セ:遺言書は財産を持っている人の最後の意思です。家族間での争いを防ぐためにも是非
お早めにご準備いただければなと思います。
客:ドラマなどで出てくる遺留分とは何ですか?
セ:遺言書で相続人にどの財産を与えたいのかは被相続人の自由ですが、全く自由となると、
例えば愛人や他人などに分け与えてしまい遺族が生活に困るといったケースも
出てきてしまいます。こうした事態を避けるために一定の範囲の相続人が
最低限相続できる財産を保証しています。これが遺留分です。
客:なるほど。遺留分はどのように請求するのでしょうか?
セ:遺留分が侵害されたとわかった時には相手方に財産の取り戻し請求をします。これを
遺留分の減殺請求と言います。減殺の請求は文章で相手方に減殺するという
意思表示だけすればいいものになっています。
客:もし相手方が減殺に応じない場合はどうしたらいいのでしょうか?
セ:その場合には家庭裁判所に調停を申し立てることになります。
客:減殺の請求の期限はあるのでしょうか?
セ:はい、遺留分の減殺を請求できる期限は相続があることを知ってから1年以内、
侵害されていることを知らなかった場合はそれを知ってから1年となります。また相続の
開始から10年を経過すると遺留分減殺請求が時効となり消滅してしまいますので注意が
必要です。
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ページ作成日 2022-10-20