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相続後の売却検討
2018-12-27
電話でのお問い合わせから、
売却のご相談をいただいた
お客様のお話をさせていただきます。
お父様が生前住んでおられた
家を相続され、売却を検討と
相談をいただきました。
遠方に住んでいたためどこに
相談したらよいかわからず、
とりあえず少し郊外にある物件
であったこともあり、区役所に
相談したところ宅建協会関係の
「空家バンク」に登録してみては
と、紹介を受けたそうです。
そこから紹介のあった不動産会社に
査定をしてもらったところ
1000万円くらいでしか売れない
と言われてしまったそうです。
ただ、区役所経由の紹介ということもあり
妥当な金額だと思っていたところ、
弊社のホームページを見て
ご連絡いただきました。
弊社で査定をしたところ
価格は最低でも2000万円は
超える地域で、買取でも上記に
近い金額の提示が可能な物件でした。
どこの会社かを確認したところ、
売買メインではあまり活動されて
いないような不動産会社でした。
その会社が説明するには、
建物の解体やライフラインの整備、
少し道路との高低差があったため
造成工事にかかる費用が
大きくなるためその提示金額に
なってしまうとの話だったそうです。
安い価格で買取したかったわかりませんが、
話を鵜呑みにしていると大きな損をする
ところでした。
結局、このお客様は相続空家の
3000万円控除を適用するために、
更地にして渡すという条件で
最終的には2600万円でご成約を
いただきました。
これは経験上、どのような工事に
いくらかかるのかという積算が
できることによって簡単にわかる金額です。
実際に売却活動を多くしている会社であれば、
その金額は安すぎるというのもわかることです。
今回の件では仲介業を専門にしている会社
では正確な工事金額の積算が難しいので、
本当に正確な土地の価格というものは提案できないのかな
と考えさせられる案件でした。
今回は提案された金額が
安すぎるという事例でしたが、
過去にはこれと真逆の例も経験したこともあります。
造成工事や解体費用が高額になるにもかかわらず、
高値で査定を出した結果、結局、数年間売れずに価格を
下げてきたところでようやく成約になったという例です。
これも正確な金額の説明が明確になされていれば売主様も
納得されて、妥当な価格で売却を依頼されていたかもしれません。
販売期間中は精神的に「いつ売れるのか、
いつ案内に来られるかわからない。」
といった気持ちになり心が休まりにくくなることもよくあります。
基本的には、スムーズに短期間で売却できる妥当な
金額の提案が必要です。
このための売主様への査定金額の根拠の提示は
本当に大事なものだと思いますので、
もし不動産会社にご依頼をされる場合には必ず
妥当性を証明する根拠を提示してもらうように言ってみてください。
テーマ名
ページ作成日 2018-12-27